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テクテクノロジーとオジサン


去る10/26日曜日に行われた、発明起業家藤村靖之さん、辻信一さん共著の
テクテクノロジー革命〜非電化とスロービジネスが未来をひらく
出版トークイベント。
この日はカフェスローの店員としてではなく、お客さんとしてお話を聴くことが出来たの で、その感想を書いてみようと思います。

***

出版トークイベントは2部構成で、
第1部は藤村さんと辻さんによる「非電化 とスローがひらく未来」
第2部はおふたりに加えて、スロービジネススクール校長の中村隆市さんが加わり「みんなでテクテクノロジー革命」というテーマで進められました。

刊行に寄せての思い、現在の世界をめぐる状況について、科学技術、経済というジャンル以外にも、幅広いテーマと切り口で展開され、和やかな語り口でお話はとてもわかりやすく、中村隆市さんが加わってからはダジャレも飛び交い会場を湧かせていました。



本のタイトルにもなっている『テクテクノロジー』とは?

冷蔵庫にしても洗濯機にしても新幹線にしても、戦後の貧しさから抜け出すための「必要」から生み出された発明であったはず。物質的に豊かになり科学技術の恩恵も十分受けたはずなのに、必要以上に必要を生み出して、「もっとをモットー」(私もさりげなくおやじギャグに参加してみました。)に充足感で邁進し、さらにもっと速くと次はリニアモーターカーなんて言っている。必要を生み出して経済をどんどん大きくしていった結果、私たちはたくさんの「便利」を得ました。

しかし、「何か」がたくさん失われました。
便利をすこし捨てると、「何か」をたくさん得られる。「何か」の部分を言葉にすると、どこかしら気恥ずかしく陳腐な台詞になってしまいそうで、ここはあえて「何か」にとどめておくのが良いのかも知れないと考えるのが、高度経済成長の時代を生き抜いた「オジサン」。



一応オジサンのカテゴリーに属する辻さんが、その気恥ずかしい言葉を臆面なく使っていて、当初、オジサンの藤村さんは自分には到底真似出来ないと思っていた、けれども、最近では「何か」の部分を言葉にすることが出来るようになったそう。

そんな話なんかは、「オジサン」というのがテクノロジーと環境問題を語る上でのキーワードなような気がしてならない。私は女性だけど「何か」の部分を口にするのは苦手です。性別や年齢に関係なく私も「オジサン」のひとりなのだと思います。
経済を大きくしていくと、消費を大きくしないといけない。その消費を補って収入を稼がなければならない。経済を大きくしていけばいくほど忙しくなっていく、おかしいなと思いながらも抜け出せなくなっていく。



そこから抜け出した藤村さんは、
「競争」ではなく「共生」、
「グローバリズム」でなく「ローカリズム」。
環境を考慮に入れた非電化製品を作り、地域に根づくスロービジネスを起こすことを 提唱されます。
電気を使うのがいけないとか科学技術を否定しているのではない。全否定全肯定ではなく、テクテクと人間らしいペースで歩む科学技術、それが『テクテクノロジー』だ。



この本のタイトルに革命だの非電化だの刺激的な言葉(笑)が使われているけれど、私は少しも過激だと思わない。テクテクと人間らしいペースで歩むことを提唱したことは確かに革命だけれども。心はオジサンな私にはいろいろと考えさせられるお話ばかりでした。

トークイベントでのお話の内容が、環境、食、科学、病、農、住、経済等、多岐に渡っていることからも、この世の中で起こってる様々な問題というのは、相互に影響し合い、その複雑さを深め合っているのだろうと今更ながら思う。「つながり」というのは良いことばかりの繋がりではなく、ひとつの悪しき習慣も別の悪しき習慣に繋がっているんだという感覚とか認識が必要なんじゃないかと思います。

だから、「そんなことは分かりきっている」とか「そんなこと当たり前」などと達観しているようなことでも、まるで初めて接する発見や驚きを感じるように、どんな小さなことでも真新しいまっさらな気持ちで挑まなければならないんじゃないかと思いました。

しみやん

| イベント回想録 |
高尾山が・・・今、また!
東京に住む私たちの宝物。

高尾山。



東京の西のはじっこにある標高599mの小さな山。
けれどそこには驚くべき豊かな生態系。
1300種の植物、5000種の虫たち、130種以上の野鳥。
それらの命は山の水と繋がって互いに育み育まれています。
命の水。山は水の塊です。

今、圏央道のトンネル工事によって、高尾山のお腹に穴が開けようとする計画がまた進もうとしています。

高尾山の自然を守るNGO:「虔十の会」




彼らのユニークでチャーミングなアクション、ワイワイデッキでの"座って良いとも!"とそれに共鳴したたくさんの方々の影響もあり、今年の春から夏にかけて、そのニュースは、たくさんの媒体を通して全国を駆け抜けました。




カフェスローもイベントや現地に出かけたりとアクションに参加。
・3/15開催トークライブ概要
・”座っていいとも!”訪問記など:3/133/224/4 


一端見合わせのように見えた国交省による建設工事。
年の瀬も近づいた今、また動きが出てきたようです。

どうして? なぜ? その必要性は?疑問が絶えることはありません。
私たちにできること、やりましょう。

下記、虔十の会・坂田さんより、高尾山のためのアクションのお知らせ&お誘いを紹介させて頂きます。

・・転送歓迎・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

祈りの繭
:高尾山1000のドリームキャッチャーバリケード・プロジェクト

【空間造形作家 三橋玄さんの呼びかけ文】


「祈りの繭:高尾山 1000のドリームキャッチャー バリ ケード プロジェクト」は、高尾山を守りたいと考える人たち が、その手でドリームキャッチャーを編み、それを集めて高尾山を守る ためのバリケードを作ろう、というものです。

日本には「千羽鶴」のように多くの人が願いを込めてひとつのものを作る、という習慣があります。それは家族や知人の回復や平和を祈って作られてきたものですが、いまやわたしたちの祈りは人間だけでなく自然にも向けられなくてはなりません。

高尾山に作られようとしているトンネルは、豊かな水脈を断ち切り、貴重な山林を破壊してしまいます。その被害はお金に換えられるもので はなく、人類の誕生以前からの営みを壊してしまう取り返しのつかない ものです。このトンネルから生まれる利益はごく少数の人に独占され、多くの人はこのトンネルを望んでいない、と私たちは信じています。
あなたが、取り返しのつかない破壊とたくさんの生き物を殺すことを 止め、貴重な自然と文化を守りたいと願うなら、ぜひその思いを行動に 移し、私たちに力を貸していただけますようお願いします。

着々と進みつつあるトンネル工事の巨大な建造物の前に、その進行を阻もうとする環境NGO「ケンジュウの会」が作った小さな「デッキ」があります。
「デッキ」は木の幹に渡した幅5mほどの床板で、屋根がついていて人が登ることができます。

このデッキは、トラスト地(トンネルを止めたい人たちの共有地)にあり、ミュージシャンのライブやヨガのワークショップ、落語なども開かれ「楽しい座り込み」が行われてきました。


どうしてもここにトンネルを掘りたい国土交通省は、山地のため曖昧だった土地の境界を改ざんして強引にこの一帯を取り上げて工事を進めようとしています。
10月の末に「デッキ」に通じる道は封鎖され、そこにたどり着くには梯子のような階段を登り、降り、登り、降り、して山を二つ越えていかなければならなくなってしまいました。

「デッキ」は風前の灯です。国土交通省は、11月18日より「デッキ」を力づくで破壊して工事を進めようとしています。そこに話し合いはなく、野蛮な暴力だけがあるのです。

私たちは「高尾山を守りたい」と思う人たちの手で、1000個のドリームキャッチャーを編んでもらい、この「デッキ」を繭のように囲い、森の中に浮かばせようと思います。
一つひとつのドリームキャッチャーは小さくとも多くの人の意思を現します。
その円は自然の調和とバランスを、全体が作る白い柔らかな球体は卵や子宮、命と未来を象徴しています。
それが山を破壊していく巨大な力の前に浮かんだとき、目の前の現実を見ることなくロボットのように動く人たちの心を動かすことができないかと私は考えています。


ドリームキャッチャーは誰もが簡単に作ることができます。大切なのはあなたが眼をそらさず、面倒くさがらず、体を使って、意思を現すことです。


【あなたにやってほしいこと】

★ドリームキャッチャーを作る
あなたがドリームキャッチャーの作り方を知っているなら、ひとつでも 作って私たちに届けてください。
白い糸や紐、毛糸を使ってドリームキャッチャーを作ってください。大きさは自由ですが、なるべく大きなものが望ましいです。
枠はできれば白にしてください。色つきの枠に白いテープを巻いていただければ十分です。
※ドリームキャッチャーの作り方ワークショップも開催します。

 
★ ドリームキャッチャーを運び、バリケード(繭)を組む。
作ったドリームキャッチャーをデッキまでお持ちください。
「デッキ」への道は封鎖されてしまい、梯子のような階段を30分ほどかけて行かなければなりません。
私たちはドリームキャッチャーを運び、バリケード(繭)を組んでくれる人を必要としています。
お持ちになることができない方は、
ケンジュウの会坂田昌子までご連絡ください。→kenju_sakata@yahoo.co.jp

16日(日)、デコレーションを行いますので、ぜひ手伝ってください。

デッキへは、京王線高尾山口下車、国道20号を相模湖方面へ徒歩10分、案内橋脇(看板あり)を左手に入った山の中です。(ケンジュウの会HPに地図あり)


★ 人に伝える。
私たちは1000個のドリームキャッチャーを集めることを目標にしていますが、少しでも多くの人が参加してくれればそれが現実的な力になります。
たとえあなたが参加できなくても友だちに伝えてください。
あなたの友だちにとってあなたの声は、どんなニュースよりも重みがあるはずです。

 ドリームキャッチャー・ワークショップのご案内
※第2回は、15日(土)ツリーハウス&日影沢キャンプ場
第3回は、16日(日)ツリーハウス&和居和居デッキ
 ・第1回は終了しました。

時間は、両日とも11:00〜16:00
ツリーハウスの場所は、JR/京王線高尾駅北口下車、小仏行きバスに乗り、「日影バス停」下車。バスの進行方向に徒歩2分で、左手に天狗の看板あり。
看板あたりで右手上方を見上げていただくとツリーハウスが見えます。
お誘い合わせの上ぜひご参加ください。
参加くださる方はご一報くだされればありがたいです。

【参加費】 無料
【持ち物】はさみ 食べ物飲み物、敷き物など


╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■エコアクション虔十の会(けんじゅうのかい)
 ■代表 坂田 昌子
 □Homepage:http://www3.to/kenju 
 □Blog:http://kenju-no-kai.cocolog-nifty.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
| 日々雑記 |
11月の新作ケーキ 衣替え


立冬とともに、自家製タルトの衣替えです。

ご好評頂いていたかぼちゃタルトにかわって新登場。


「 さつま芋のタルト  」

さつま芋の甘味に、レーズンとメープルシロップを少し加えました。

やさしい味です。

土台はやっぱり全粒粉のサクサク生地。


季節のお飲み物と一緒に、ほんわかとどうぞ。


| 食雑記 |
「手仕事ワークショップ」始まります。


「手」

顔を洗い、身体を洗う。
自分を、他人を、撫でたり、抱きしめたり、時にたたいたり。
野菜を切ったり、洗濯物を干したり、コーヒーを淹れたり。
本をめくったり、描いたり、書いたり、縫ったり、切ったり、張ったり・・・・・・

「外に出た脳」とも言われる「手」は、
道具として、
そして意志として、
限りなく私たちそのもの。
「手当て」とはよくいったものですね。


そんな「手」を使ってのワークショップを始めます。
”手仕事ワークショップ”

自分の手を自由自在に使って、
豊かに仕事をしている方たちから教わりつつ、
楽しみながらの手と向き合う至福の時間。


最近は、便利なものもたくさん増えて、手が活躍する場も減ってきています。スィッチを押したりキーボートをたたいたりするだけではもったいないない。


手を使ってあれやこれや。
豊かさの取り戻し。
お気軽にご参加下さい。



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■ 手仕事ワークショップの予定 
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その1:12/7:消しゴムはんこ。づくり:津久井智子さん
その2:12/20:蜜蝋キャンドルづくり:小形恵さん

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第3回以降は2009年を予定しています。

| カフェスローよりお知らせ |
週末貸本店 スタートしました!
詩人・ウチダゴウさんがコツコツとつくりあげた特別企画
その名も『ブックパッカーの週末貸本店。』

先週日曜の昼下がり、カフェスロー店内の一角で静かに始まりました。



タイトルの通り「カフェスローに貸本屋さんが出張してきた!」という楽しい企画です。

ごはんを待ちながら、はたまたお茶を楽しみながら、たくさんのお客さまが突如出現した週末貸本を堪能してゆかれました。



色もかたちもジャンルも本当に様々な200冊は、すべてウチダゴウさんの選りすぐり。しかもその一冊一冊にウチダゴウさんの推薦コメントが添えられています。すごい!

しかし、それだけではない。

この貸本店には、なんと本物のウチダゴウさんが店番をしていて、本選びの相談に乗ってくれるのです。

カフェスロースタッフ大ちゃんも、ゴウさんに自分にぴったりの三冊を選んでいただき、ご満悦。

こんな機会はなかなかないです。

次回は11月9日、16日開催となります。詳しくはこちら。
16日には小さなお話し会も開催予定!
ぜひ遊びに来てください。

本となかよくなるアクション・ブックパッカーについてはこちら。

写真提供:ウチダゴウさん(ありがとうございました!)
| イベント実況 |
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