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カカオから手づくり!チョコレートワークショップレポート

 

「カカオから、チョコレートはできている。」

 

皆さん、きっと一度は、聞いたことがあるのではないでしょうか?
では、
「カカオから、チョコレートはどうやって作られているのか。」
そうなると、イメージが湧かないという方もいらっしゃるかもしれません。
ちなみに、私たちもそんな一人でした。
今回の『カカオから手づくりするホンモノのチョコレートづくり』のワークショップでは、人から人へ届けられたフェアトレードのカカオを使って、実際に手を動かし、五感を働かせ、チョコレートの物語がグッと広がる場となりました。
その模様をアシスタントとして体験した、あやみんとこまっち、そして参加者として体験した山さんがお届けします。
 
***
 
ゆったりとしたティータイム。店内の一画でワークショップを行いました。
一通り自己紹介を終え、和やかになったところで、早速チョコレート作りスタートです!
まず、講師の野川さんから材料の説明がありました。実物を見ながら説明を聞くことによって、今まで見たことがない材料への理解が深まりました。
 
 
(上から、カカオポッド・カカオ豆・カカオニブ・カカオマス・カカオバター。カカオポッドの中に、カカオ豆が20~50粒入っているそう。)
 
今回は、カカオからチョコレートを作る工程のうち、2つを体験し ました。
1、カカオ豆からカカオニブにする。
2、カカオマス・カカオバターからミルクチョコレート、ビターチョコレート、ホワイトチョコレートを作る。
(当日は2→1の順に行いましたが、このブログでは説明の都合上、1から書かせていただきます。)
 
まずは、一つ目。カカオニブは、砕いた状態のものが販売されてい ることが多いですが(カフェスロー店頭販売、カフェスローで提供 しているドリンクにも使用しています)、今回は砕く前のカカオ豆 から作る、貴重な体験をさせていただきました。
 
カカオ豆を軽く煎ります。

​(左側が講師の野川さん。右側のスタッフ山さん、興味深々で見守ります。)
その後、すり鉢ですり潰します。

​(次第にカカオの香りが広がります!)
 
ペースト状になったら、今回は完成!クラッカーと一緒に食べてみると、普段食べているチョコレートとは違う、香り高い風味。
「すごい!美味しい!」「リッチ!」と自然と皆さんから声が。
これが本物のカカオの味なのか、と感心してしまいました。
次に二つ目。カカオマスとカカオバターから、チョコレートを作り ます。まず、カカオマスとカカオバターを包丁で刻み、湯煎で溶か しました。

​(茶色がカカオマス、白がカカオバター)
 
そして、ミルクチョコレートは粉砂糖と粉ミルク、ビターチョコレートはきび糖を加えます。ホワイトチョコレートはカカオマスは入れず、カカオバターと粉砂糖とミルクを合わせました。
その後はコンチングという、練り作業。販売用は機械で24~72 時間も練るそう!今回は短縮版です。
続いて、テンパリングという温度調整。こうすることで、融点の違 う油脂が安定化するそうです。
 

​(温度計を使って、温度を上げ下げ。真剣な表情です。)

 

 

 最後に、チョコレートを型に流しいれ、ドライフルーツ、カカオニブ、ナッツなどを飾りつけ、冷蔵庫で約30分間冷やし固めます。

 

 

***

 

チョコレートを冷やしている間、野川さんからカカオにまつわるお話を伺いました。

カカオは「カカオベルト」と呼ばれる、赤道の南北緯度20度以内 の高温・多湿なごく少数の地域で作られるといった基礎知識から、
野川さん属するNPO法人APLAとつながりある、インドネシア ・パプアの生産者さんのリアルな声まで。
中でも印象的だったのが、野川さんが何気なくお話しされた「種子 は、命の源ですからね!」という言葉。
カカオ豆が、果実の種にあたり、チョコレートになります。
いわば、私たちがチョコレートを食べることは、カカオの種をいた だくことでもあります。
 

​(カカオポッド。想像以上に大きかったです。)
 
『Theobroma Cacao(テオブロマ カカオ〕=神様の食べ物』とも呼ばれるカカオ。
遠くから届けられていること、加工されていることもあって、その 元を辿ることは忘れてしまいがちになるけれど、その命をいただい ていることに感謝の気持ちを持つ人でありたいと思う瞬間でした。
 
***
 
待ちに待った、チョコレートの出来上がりです!
自分たちで作っただけあって、
「美味しそ〜!」
と言う歓声とともに、皆さんのワクワクが伝わります。
 
 
ビターチョコレート・ミルクチョコレート・ホワイトチョコレート 、そしてドライフルーツやナッツ入りのビターチョコレートをそれ ぞれパクり。
「カカオが力強い!」
「きび糖のサクサク感がおいしい!」
「市販のチョコレートには、お砂糖が本当にいっぱい入ってるんだ な〜」
などなど、感想を分かち合いながらの歓談タイム。
「2週間くらい冷蔵庫で保存すると、もっと美味しさが増しますよ 〜!」と野川さん。
お土産用チョコも今すぐ食べたい、けれど、寝かせても楽しみたい !という葛藤にかられつつ、心身満たされて、会は終了しました!
 
***
 
「カカオから、チョコレートはできている」
その言葉の余白には、多くの人の手と想いが詰まっていました。
どんなチョコレートを選ぶのか、どんなシチュエーションで食べる のか。
私たち一人ひとりに委ねられているからこそ、
その物語に、想いを馳せてみませんか?
 
最後に、私たち一人ひとりの感想をどうぞ!
 
・あやみん
「カカオって苦いもの」というイメージがあったのですが、ほろ苦い苦みの中に酸味も、かすかな甘みもあり想像を超える素材の美味しさに驚きました!
チョコレートは嗜好品であり、私たちの日常を豊かに彩ってくれて います。
だからこそ、その背景にある風景・人々の顔や想い、作り方を知る ことで更に楽しむことができるのではないかと思いました。
今回はアシスタントして参加し、参加者の方々と感想や感動を共有 できたことも嬉しかったです。ありがとうございました!
 
・こまっち
頭で知っていることと、五感を働かせ体験することは、こんなにも 違うことなのだと実感しました。
煎りたてのカカオをすりつぶして、少量のミルクと混ぜたペースト を口にしたときの、カカオの香り高さと豊かな風味は忘れられませ ん!
当たり前のように日常見かけるチョコレートの、その物語や背景も 知ったり想像したうえで、選んでいく。
そんなきっかけとなる体験でした。ありがとうございました!
 
・やまさん
「チョコレートの甘さは砂糖の甘さ」という話は本当でした。
実際にカカオからすり潰して砂糖を混ぜる前を食べ実感。 砂糖によっても味が変わること、 想像していた以上に砂糖を入れることにも驚きました。
カカオから作ることで、生産者はもちろん、作り手への感謝の気持 ちも再確認。
また何人かで作り体験することで、各々の異なる気づきや発見をシ ェアできたこともワークショップの醍醐味。
美味しく、楽しかったです♪
 
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・特定非営利活動法人アプラ
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東京の森とつながる:カフェスローリニューアル

 

国分寺に引っ越してきて8年。

だいぶ古くなり削れて来ていたでも愛着もある床を、春を目前に改修しました。

 

床張り。

改修はいつも通り、代表含めスタッフ総出です笑

 

 

今回の床は、東京・奥多摩の木材。代表・吉岡の「無垢材で、且つ東京の森からうまれてるものを使いたい」という想いの中、都心と東京の森をつなぐ事業をされている株式会社「東京・森と市庭」さんとご縁頂き、お世話になりました。

 

 

東京の面積の約3分の1は森林。その6割は人工林による杉・ひのきだそうです。

奥多摩の森と東京の人々のつながりが始まったのは江戸時代から。多摩川を伝って江戸城始め人びとの暮らしを支えたそう。昭和には国策で植林も盛んになり戦後は建築時の足場として使用されていました。しかし、より便利な資材がでることでだんだんと使われなくなり、人工林は荒れたまま…現在に至るそうです。

 

そんな中、都心と森のつながりなおしを提案することで、「都心」と「森」を元気にすることを目指していらっしゃる東京・森と市庭さん。奥多摩に自社林をお持ちになり(ツリーハウスも!)、間伐体験や環境プログラムも実施されています。

お訪ねしたい!

 

改修翌日、森と市庭の菅原さんが寄って下さいました。ありがとうございます!

 

 

 

今回の作業は、パネルにしていただいた木材パネルをはめていく作業。使用総パネル数405枚!森と市庭さんでは担当を超えて総出でパネルを作って下さったそうです。

 

 

作業には、長野で建築工房「藁」を営む杉山さんと小池さんにお世話になりながら、急ピッチで行いました。職人さんの無駄のない動き、丁寧で迅速なお仕事に惚れ惚れするばかり。いろいろご指導いただき、ありがとうございました。

 

休日も安定のまかない◎感謝。

 

 

 

塗装は、「春風」という、木の呼吸にも人の呼吸にもやさしい環境に循環するものを使用しました。

 

 

 

床の色が変わったことで、店内全体が明るくなりました。

ふかふかしていて、歩いていても心地よく。

 

ギャラリーの床もほどこしました。

 

杉の木の香りは、長時間滞在することでのリラックス効果もあるそう。

江戸時代の人の暮らしの中にあった、森とのつながり方。東京の森を、ぜひ感じてください。

 

春の訪れとともに、また新しいカフェスローの空間もおたのしみいただければうれしいです。

 

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株式会社 東京・森と市庭

建築工房「藁」

春風

 

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自家製グラノーラとマスコバド糖

 

カフェメニューのパフェでもご好評いただいている、有機のオートミールやナッツを贅沢に使用したザクザクとした食感とやさしい甘さのグラノーラが、店頭にてお求め頂けるようになりました。

 

ナッツにはくるみ、パンプキンシード、アーモンド。

 

甘みのお砂糖には、マスコバド糖。無精製のため、サトウキビの風味&ミネラル分が豊富、糖蜜のコクがぎゅっとつまった黒砂糖です。

フェアトレードビジネスの草分け的会社であるオルタ―トレードジャパンによって、フィリピン・ネグロス島の生産者とつながるこの民衆交易は、1980年代半ばに起きた「砂糖危機」をきっかけに始まり、長い間低賃金でしか働く術のなかった彼らをサポートするかたちで始まりました。その後30年に渡って、そのつながりを育んでいます。

 

そんなストーリーも焼きこんだ自家製グラノーラ。

まずはひと口、そのままお楽しみいただければ嬉しいです。

お茶のおともに、ヨーグルトやアイスクリームと一緒に、豆乳や牛乳と一緒に召し上がって頂いたり、ぜひお気に入りの食べ方を見つけてください。

 

小さな贈り物にもぜひどうぞ。

 

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■自家製グラノーラ 580円/120g

―原材料

 有機オートミール、有機くるみ、有機かぼちゃの種、有機アーモンド、

 国産小麦全粒粉、菜種油、マスコバド糖

 

*マスコバド糖使用カフェメニュー

―果樹園木楽のりんごとキャラメルパフェ

―マスコバド糖とさつま芋のケーキ

―豆腐クリーム

―店頭にて袋販売(500g)もしております。

 

 

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オルタ―トレードジャパンwebサイト ― マスコバド糖について 

cafeSlow MARKET 

 

 


果樹園木楽のしあわせりんご

 

秋が深まる毎日、赤や黄色にそまった1年ぶりの葉っぱの美しさに、思わず足がとまります。

そして、今年もりんごの美味しい季節がやってきました。この季節は毎朝頂く、りんご。包丁をいれたときの豊かな香りはこの季節ならではの幸せ。しゃっきりとした歯ごたえに目がさめます。

 

季節のめぐみが行き交うカフェスローでは、いろんなものが季節をお知らせしてくれますが、果樹園木楽のりんごが今年も秋を運んできてくれています◎

 

カフェでは一足早くりんごパフェがスタートしていましたが、カフェスローマーケットでも、いよいよりんご自体の販売がスタート!甘みたっぷり酸味控えめ、ジューシーなシナノスィートからスタートしています。

 

 

 

果樹園・木楽さんは、ご夫婦二人で営む小さな農家さん。木の力を引き出し、りんご本来のおいしさを楽しめるよう、化学肥料や除草剤は使わず、農薬をできるだけ減らして、ひとつひとつ手間と愛情をかけて育てていらっしゃいます。今から3年ほど前に移住して農園をスタートされました。

こだわりのしあわせりんごを育みながら、そのりんごと一緒に、地域へのつながりを広げ暮らしを深めていらっしゃる姿がとても素敵だなぁと感じています。

 

 

先日は、そんなお二人が東京のマーケット出店の折にカフェスローへも寄ってくださいました。りんごとキャラメルパフェを召し上がりに!今はまさに繁忙期でちょっとスリムになっていたお二人。カフェスローでは、今年2月のイベント以来の再会。

台風のときのお話を伺ったり、カフェスローの新しい仲間を紹介したり。


 

いくつかの層になっているパフェのお話を、ふむふむときいて下さるおふたり◎パフェが目の前に運ばれて来てガッツポーズをした男の子の話笑や、嬉しそうなお客様の声などもお届けできて。

 

食材のつくり手の方々に、実際に作っているメニューを召し上がって頂くのは、やはりとてもうれしいこと。

受け取った想いやお客様に伝えている想いを、お返しできた気持ちにさえなります。ぐるぐるとした循環を感じる瞬間。

 

空気も水もとても美しい、山の中の果樹園・木楽。

いつかお邪魔したい〜です!

 

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・果樹園木楽webサイト 

 

◎カフェメニュー
・果樹園木楽のりんごとキャラメルパフェ 

・ホットジンジャーアップル ― 10月28日スタート!

 

◎マーケット

・りんご(果実):¥260〜

・どらいあっぷる(乾燥りんご):¥240

 低温で時間をかけて乾燥させたりんご。ソフトドライなので固すぎず、こどもからご年配の方まで幅広くどうぞ。

 

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ポコアポコ農園 〜行ってきました!土と平和の祭典2016

ホールスタッフのこまっちです!

先日日比谷公園にて開催された土と平和の祭典について。前回は、みやもと山ブースでの体験を書かせていただきましたが、土と平和の祭典では、その他にもカフェスローとのつながりがある方々が多数出展されていました!

その中でも、今回の訪問でゆっくりお話しすることができ、ぜひご紹介したいのが、『ポコアポコ農園』さんです。
カフェスローと何年も関わりのある農家さん。
茨城県で在来種を使った自然農法をされています。
以前、カフェスロースタッフが農園にお邪魔したことも。私は初めまして!でした。
『ポコアポコ農園!茨城県那珂市訪問記〜つづくたね、つづく暮らし』 


ブースに着くと、色とりどりの健やかな作物がズラリ!


作物の種類を日々勉強中!の私にはわからないものもあります。
中でも気になったのは、写真右のローゼル。
皆さんはご存知でしょうか?

 

 

こちらは、あのハイビスカスティーに利用するものなんだそうです。
ギザギザの「がく」の部分を落として、花びらのような外側の苞(ほう)にお湯を注げば、おいしく飲めるのだそう!
白いローゼルは透明な色に、赤いローゼルはよく見かける赤い色になるそうです。
ここまで聞くと、興味津々で実践せずにはいられなくなってしまいます!迷わず一袋購入しました。

 



ポコアポコ農園の和知さん。
初めまして!な私とも、とても気さくに、そして一つひとつの作物について丁寧にお話しくださいました。
農園にも行きたくなりました!ありがとうございます。



次の日、早速教えていただいた通りにお湯を注いで、作ってみました!

 



鮮やかなピンク色、まさにハイビスカスティー!
はちみつをちょっと加えて飲んだら、疲れが癒される優しい味でした。
ハイビスカスティーは元々、このように出来るのですね。新しい発見でした。



今回に限らずですが、カフェスローにいると、
「これってこんな風にできていたんだ!」という発見が日々あります。

私たちが目の前にしている食事は、どのように出来ているのか。
そして、その食事で使う食材は、どこで、どのような方が、どのような想いを持ち、作っているのか。

そんなことを日々感じられる職場であることに、感謝しています。

『土と平和の祭典』は、様々な想いを持つエネルギーある方々が集い、大地に感謝できる、輝きに満ちた場所でした!

私たちは、私たちが「いただく」もので育まれるから、いつまでも「いただきます」のその先に想いを馳せられる人でありたいですね。

(こまっち)

 

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・ポコアポコ農園Facebook 
・土と平和の祭典 

 

 


みやもと山 〜行ってきました!土と平和の祭典2016

ホールスタッフのこまっちです!

今日はお店を飛び出して、日比谷公園で行われた『土と平和の祭典』に行ってきました。今年で記念すべき10回目となったこちらのイベント。私たちの源、「土」に感謝し、平和へとつなげるメッセージが込められたイベントです。

 

晴天に恵まれた日比谷公園、良いことありそうです!


​スタッフ研修ということで、今回はいつもおいしいお味噌や梅干しを提供していただいている、『みやもと山』のお手伝いをさせていただきました。『みやもと山』は千葉県匝瑳市で、1300年もの間農業が続く宮本区にて、豊かな生態系と共に、循環できる農業をされている農家さんです。


午前9時、日比谷公園の『みやもと山』ブースに到着すると、大きなバンに荷物を積んだ皆さんがちょうど到着され、温かく迎え入れていただきました。

まずは、販売するおにぎりのシール貼り。
たくさんのケースに入った、たーくさんのおにぎり!その数900個!
見ているだけでおいしそうで微笑んでしまいます!!

 

これらは『みやもと山』の母、ふみさんがなんと1時に起床して、一つひとつ作ったもの。

「4時にお友達2人に手伝ってもらって、6時くらいに終わったのよ」
「いつもは無添加の乾燥わかめを使うんだけど、今回は頼むの忘れちゃって。生わかめでできるか調べたらレシピがあってね。いつもよりずっとおいしくできたの!」
シール貼りをしながら、1時起きと思えない柔らかな明るさでお話してくださる、ふみさん。

昆布・味噌・梅・玄米・雑穀・栗おこわ・赤飯・わかめ。
心が込められて、ちょっとずつ形の違うおにぎりは、まるで人の個性のようで、とっても輝いていました。

 


柔らかで、気さくな雰囲気の『みやもと山』の皆さんとの準備は和気あいあいと進みます。

『みやもと山』の父、みのるさんは素敵なユーモアの持ち主。
「何てお呼びしたらいいですか?」と私が質問をすると、
「んー、ジミー、かな」とのご回答。
「孫ができて、『おじい』の『みのる』だから」と微笑みながら話してくださいました。

『みやもと山』の代表を務め、ふみさんとじみーさんの息子さんでもある、こゆるさん。親しみやすく、聴き上手。さりげなく周りに気を遣ってくださる優しい方です。
そんなこゆるさんの元には、代わるがわる顔見知りの方がいらっしゃいます。穏やかな笑顔でお話をしている姿を見て、『みやもと山』の、こゆるさんの、温かなつながりを見ることできました。



そして、いよいよブースがオープン!
私も販売を手伝わせていただきました。

 

『みやもと山』ファンの方、イベントの合間を縫ってご飯を求めにやって来たスタッフさん、おいしそうな雰囲気にふらっと立ち寄ってくださる方、様々な方がブースにいらっしゃいます。

おにぎりと一緒に喜んでいただけたのが、写真にもある、けんちん汁!
『みやもと山』の恵みを活かし、合鴨・煮昆布・無添加和風だしでとっただしでお野菜を煮込み、注文を受けてから、生味噌を溶かし、焼いた玄米餅を入れて提供します。おだしの優しい風味とお味噌の甘み、秋風のもといただく温かさは絶妙で、お手製玄米餅まで入って、心もお腹も満足な一杯でした!

 

玄米餅を焼いている様子。
『みやもと山』に長年お手伝いで関わっている、かじさん。元パイロットだそうです。腰に巻いたサロンがきまっていて、どんなお客さんとも親しみ込めてお話している姿が印象的でした。

長年お手伝いで関わる方がもう一人、普段福祉系のお仕事をされている、池田さん。『みやもと山』も関わる、市民と生産者が共に支え合い、国産大豆の自給率を上げていく『大豆畑トラスト運動』の会員さんでもあります。必要な時にスッと手を差し伸べてくださるような、縁の下の力持ちな存在でした!(『大豆畑トラスト』


お昼近くになると、わかりやすくお客さんが増えてきて、会場も賑やか。
『みやもと山』ブースには、長女のみなみさんと次女のあゆみさん、そしてみなみさんのお子さんまで加わり、まさに一家総出でブースを盛り上げます。

「おいしいおにぎりいかがですかー!」
「新米のおにぎりでーす!」「けんちん汁もおいしいですよー!」
活気ある皆さんに私まで、ますます元気になれました。

 


日も暮れかかり、祭典も残り1時間程になった頃、
ブース前でふみさんとおしゃべりしていると、「売りに行くか!」とふみさん。

 

1ケースにたくさんのおにぎりを入れて、会場を巡り歩きます。
私もお供させていただきました。

「おいしいおにぎりいかがですかー!」
各ブースの待ち列、ブースにいらっしゃるふみさんのお知り合いの方々、通りがかる方々に呼びかけます。

本当においしくて自慢のおにぎりだから、本気で楽しく練り歩ける。
そして売れたら嬉しい。
1ケース満タンにあったおにぎりは、『みやもと山』ブースに戻る頃には残り数個に。
まもなくそれらのおにぎりも売れ、完売で終了しました。

 


今回私が体験できた『みやもと山』は、きっとほんの一面です。
おいしいおにぎりやけんちん汁が目の前にある、それまでには、きっと皆さんが手をかけ、心を込めた多くの時間があります。

今日という1日だけでは、到底『みやもと山』は知りきれませんし、語りきれません。それでも、今日という1日の中で、『みやもと山』の皆さんと会話して、一緒に手と足を動かして感じ、考えたことは、どんどん溢れてきます。

皆さん一人ひとりの温かな人柄、家族の絆、本当においしい自然の恵みたち。それらの一つひとつが『みやもと山』を育んでいて、だからこそ人の心に届くのだと思いました。

 


カフェスローで『みやもと山』に出会えたことに感謝です!


カフェスローでは、『みやもと山』のお味噌をメニューに使用しているほか、レジ前でもお味噌や梅干しを販売しています。次回いらっしゃったときには、ぜひご覧くださいね。

『みやもと山』では定期的にイベント出店や農業体験もされているので、直接会いに行かれることもオススメです!私も行きたいです!


最後に、こゆるさん、みのるさんとの記念写真。

貴重な経験をさせてくれたカフェスローのみんな、
みやもと山の皆様、
そしてこの文を読んでくださった皆様に、
ありがとうございました!

 

(こまっち)

 

・・・

 

『みやもと山』
『種まき大作戦&土と平和の祭典』

 


行ってきました!山形・新庄:まけるまい田植え交流ツアーレポート2016 

 

こんにちは。ホールスタッフの新井です。

梅雨も終わり近づき、夏日が顔を出す今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。


先月6月11&12日、山形新庄にて「まけるまい田植え・交流ツアー」が開催されました。このツアーは、カフェスローでも定番のお米「さわのはな」を、被災された仙台の農家さんとつながり共に歩む「まけるまい」として田植えをし、交流するもの。今回で6回目の開催!私たちもスタッフ3名で参加していきました。

 


「田植え」

 

今回は、被災された農家さんをはじめ仙台、首都圏などから40名前後の参加者が集いました。もう6年目を迎える企画ということだけあって、顔なじみ同士の参加者も少なくないようです。また、近年は親子での参加者も多く、10人前後の子どもたちが参加しており、田んぼには子どもたちの元気な声が響き渡っていました。

六角柱の偉大な道具”ころがし”で田んぼにマス目をつけてくださいます。

 

田植えを行った初日はとにかく最高のお天気に恵まれ、夏を思わせる絶好の田植え日和。どこまでも続く青い空と、盆地・新庄をぐるりと囲む雄大な山々に見惚れつつ、田んぼへ向かいます。

そして、ツアーの大目玉である、さわのはなの田植え!
参加者は各々のスタイルで参加をしますが、裸足で田んぼに入る人がほとんどでした。初参加のわたしに、みなさんが「裸足が気持ちいいよ〜!」とみなさんが声をかけてくださり、長靴を持参しましたが履かずに裸足で田んぼに入りました。

 


子どもたちはといえば、「えー!」と言いながらも、「気持ちいい!」「はまっちゃう〜」「ここは冷たい!」のはしゃぐ声。私もそんな子どもたちと一緒に土の感触を楽しみました。田んぼ脇を流れる水路では、カワニナやタニシ。季節の水の生き物とも元気いっぱい触れ合う背中に思わずついていってしまう大人たちでした。笑

 

田んぼの泥にまみれたアオガエル!


このツアーでの田植えは手植え。仙台からの皆さんは、とにかく慣れた手つき腰つきには思わず見惚れてしまうほど。苗を植え付けながらお話をする機会に恵まれ、貴重な時間となりました。
手植えならでは時間の流れとそこにいる人と人、そこにある自然と人との交流が、ゆっくりゆっくりとつむがれていたように思います。
 

 

 

ツアーでは、田植えのほかにも、温泉、美味しい食事、交流会、ワラビ採りなどなど楽しいプランが満載!

おもちつき!

 

今回は1日目の昼食準備にはじまり、ごはん作りや餅つきなどを手伝わせていただくこともできました。ツアー参加者数十人分のごはんを地元のお母さん、女性たちが中心に作っていきます。思わず見惚れてしまう手早さと耳に心地よい新庄弁。貴重な時間をありがとうございました。

地元のお野菜ミズの筋とり〜

地元の食材をふんだんに使用した煮物や漬物などは新庄の地に伝わる郷土料理。シンプルな味わいながら、どれも素材の味がしっかり。山形の「おふくろの味」を感じました。

大粒で豆の味がしっかり楽しめる、納豆!

 

つきたてのお餅を新庄の大豆のきな粉、納豆などなどでバリエーション!

朝ごはん。おにぎりにチヂミ。烏骨鶏の卵は、以前愛知で被災者の方のお話を伺って以来、まけるまいプロジェクトを応援している方からのご寄付。

 

 

やまの田んぼ


一瞬で終わってしまった2日間。東京へと帰路につく直前に、保廣さんが「宝物」として愛してやまない大切な田んぼへと案内していただきました。道なき山道の中、保廣さんが運転するトラックの荷台に乗ってたどり着いたのは、カフェスローに届くお米が育つ24アールもの広大な田んぼ。辺り一面田んぼと山に囲まれたその地は、「ここに来るとまるで別世界みたいだろ」と保廣さんがおっしゃっていた言葉そのまま。息を呑むほどの美しい風景が広がっていました。

林に囲まれ周囲に他の田んぼがないこの場所では、他と水を共有することがないため、周囲の農家さんの栽培方法による影響や気を使わずに、理想とする環境を稲に与えることができるそうです。「基本は水。水がいちばん大事で、味も微妙に変わってくるんだ」と保廣さんは教えてくださいました。

「ここは、宝物なんだ」とおっしゃる保廣さん。大切に愛された田んぼから生まれたお米が私たちのもとに届いていることを知り、深い感慨を覚えました。



それぞれの想い


●「話すことで元気がもらえる」〜仙台の方の声
田植えの時に、仙台市から参加している女性とお話をする機会がありました。まけるまい!の関連プロジェクト「震災を語り継ぐ会」で語り部として話をし、全国各地をまわったことがある方で、なんと4年前カフェスローでもお話をしたことがあるそうです。「震災から5年、あっという間だった」「このままあっという間に月日が経ってしまうのではなくて、少しでも何かしたいと思っていたときにこのツアーを知って参加をして、ずっと通っている。」というその方は、「まだまだ傷はある。でも、こうやってお話をすることで元気が出る。今日は話せてとても良い思い出が出来ました。」とおっしゃってくださいました。

●「何か少しでも力になりたい」〜東京の方の声
カフェスロー店頭でまけるまいツアーのことを知り、1日目は参加できないものの、2日目のみ日帰り、半日!を参加するために、東京から駆け付けた方とお話をする機会もありました。
「震災後、何かしたいと思いながらなかなかできてなくて。募金をすることもあったけど、お金を入れてその後はどうなっているのか自分で確かめたいと思っていたし、お金を入れるだけではもどかしさを感じていた。実際に自分が行くことが大切だと思っていたから、今回実際に来られてよかった。」と想いを話してくださいました。


●「おかげさま、おたがいさま」〜つくり手・高橋保廣さんと広一さんの声
家族でお米を中心に農業を営む高橋保廣さんご一家。息子さん・高橋広一さんとも夕食の際にお話をする機会がありました。さわのはなを食べると湧き上がる元気についてとお伝えしたところ、「僕はカフェスローに行くと元気がもらえる。本当に有り難い場所です」と言ってくださいました。そして、「おたがいさま、おかげさまですね!」とおっしゃっていました。

 

また、広一さんからはお話の中で印象深かったのが、新庄の仲間と農業を盛り上げていく「明倫堂プロジェクト」の活動について。同週末には親子で体験できる田植えイベントも大盛況の中開催されていました。
 

 

「おかげさま、おたがいさまというところを大切にしていきたい。食べてくれる人がいるからがんばれるんだ。」とは、山の田んぼで伺った保廣さんの言葉。

「私たちがさわのはなを食べることを選ぶことが、この風景を守ることにも繋がる」、まさにそれを実感した時間でした。


 

おわりに

 

以前、働き始めて間もない頃、年末のご挨拶回りで状況されていた保廣さんを囲んで、カフェスローでお話を伺ったことがありました。保廣さんの言葉や表情、握手をした手のぬくもりと力強さから、熱い想いを受け取りました。その時に湧き上がった多くの人に愛されるさわのはなの作り手の皆さんにいつか会いに新庄を訪れてみたいという思いが、今回現実のものとなりました。

今回多くの参加者の方と交流し、想いにダイレクトに触れたこの2日間は、“まけるまい“に込められた、託された多くの方の想いを実感を持って捉える出来事となりました。新庄を訪問前に知識としてあったことが、今回の滞在によってそれぞれが手触りと温度を持ち、立体的になり始めた気がします。

田植えをしている時にお話をした仙台のから、「出会えてよかった。今日は一生の思い出になったよ。」という言葉をかけてもらったことが忘れられません。
震災後感じた、役に立ちたい思いが募る一方でなかなか行動に結びつかない自分の無力さ、もどかしさ。自分と近い場所に住んでいる方とも同じ想いを共有することで、東京でできることもまだまだあるかもしれない、と改めて感じています。
まけるまいプロジェクトの、ただ田植えをするだけではなく、異なる地域で暮らす人びとが共に汗を流し、ごはんを食べて、話す。時間を一緒に過ごす中でのコミュニケーションから生まれる理解、共感に、大きな意味を感じました。


ツアーが終わり、また日常が始まりました。新庄に訪問した後、「さわのはな」のあるいつもの風景が、少し違って見えているような気がします。今回のツアーで受け取った高橋さん一家をはじめとする生産者の方々の熱い想い、参加者の方々が語って下さった貴重なお話に込められた想い、自分自身が受け取ったこと。
さわのはなの美味しさと共に、この報告始め、カフェにいらっしゃるお客様にもお渡ししていきたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

新井 彩未

 

・ネットワーク農縁 

・明倫堂プロジェクト FBページ

・新庄市商工観光課「いいにゃ!しんじょう」

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「まけるまい」とは
東日本大震災を境に自らの農地で農業が営めなくなってしまった農家さんは数多くいて、山形在来種さわのはなの作り手・ネットワーク農縁の高橋廣さんを中心に、山形新庄の有志で宮城県仙台地区へのボランティアを精力的に行っていらっしゃいました。 その中で 「田植えがしたい!」という、被災された農家さんの一言に応え、山形県新庄の地で「さわのはな」を栽培する高橋保廣さんの田んぼで田植えを実施。そこで収穫できたお米を「まけるまい」と名付けました。「まけるまい」は「震災にまけないぞ!」という想いが込められています。まいと米(まい)がかけられていたりもするこの素敵なネーミングは新庄のお母さんたちのアイディアだそうです! 
このプロジェクトは、2011年から始まり今年で6回目。さわのはなの作り手のみなさん、被災地である宮城県仙台市からの参加の方々、それ以外の地域からの参加の方々が一緒になって田植えをし、交流を楽しむツアーとして開催されています。私たちも定期的に参加させていただいています。

「さわのはな」とは
さわのはなは、山形県内で誕生した在来種のお米で、粒が小さめでかわいらしい色味で、白くないため市場には出回らず元々は農家さんたちが自分たちのためにつくってきたもの。在来種ということで、土地の気候風土にどのように適していくか、しっかりとDNAに組み込まれています。農薬もいらず、冷害などにも強いと言われています。
もちもちと噛めば噛むほど甘いその味に、魅了されたファンは数知れず!今では都内各所のオーガニックカフェやレストランなどでも定番の食材となっており、カフェスローでも、2001年のオープン当時から15年間、共に歩んできたお米です。

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